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現在、熊本県だけでも約50の事業所が存在します。
選択肢が多いともいえるのですが、利用を検討する方にとって数多ある事業所から自分に合ったところを選ぶのは、なかなか難しいことだと思います。
「自分に適したところはどこなのか」「どこなら就職できるのか」と、悩むかと思います。
自分に合った事業所を選ぶには、体験を利用して、雰囲気やどんなスタッフがいるか、提供されるプログラムはどんなものかを確認してから選ぶのが一番なのですが、先ほど言ったように熊本県の事業所数は50を超えており、1つ1つ体験して回ることは、現実的ではありません。
ですが事業所の数が1〜4程度ならどうでしょうか？
十分可能な範囲だと思います。ですがその1〜3をどう選んだらいいのか、疑問に思ったかと思います。
３つ、４つ選ぶのも大変ですもんね～。。
そこで本記事では、横浜市の就労移行支援事業所の中から厳選した、おすすめの事業所をランキング形式で紹介します。この記事を事業所を選ぶ参考にしていただければ幸いです。
ランキングの基準
ランキングの基準は以下のとおりです。
就職実績・定着率
事業所を選ぶうえで就職実績はかなり重要なポイントになります。
就職実績が多い事業所は、利用者に対して適切な支援を行っている可能性が高く、その結果として多くの就職者を出すことに成功しています。
逆に就職実績が少ない事業所は、適切なサポートを行わない、人材が足りない、プログラムが充実していないなどの可能性が考えられます。
チェックするポイントは年間に10名以上の就職者を出している事業所です！
就職実績と同じく定着率もとても重要です。
継続して働くためには、就職後のサポートはもちろん、就職前に働き続けるためのスキルをしっかり身につける必要があります。定着率の高さは就職後を見据えた支援を行っていることを示しているわけです。
長く働けているということは、自分の適性を見極めた就職活動が出来ている証拠ですね！
プログラムの種類・内容
事業所が提供しているプログラムの種類や内容は事業所を選ぶうえで重要な要素になります。
種類が豊富であれば、単に自分が興味のある分野だけでなく、これまで関わってこなかった分野のスキルを習得することもできます。特定の分野だけでなく、様々なスキルを習得することは、就職において選択肢を広げることにつながります。
また、提供されるプログラムの内容の質が低い場合、スキルの習得に時間がかかってしまったり、役に立たなかったりします。
就労移行支援を受けられる期間は限られています（原則2年）。なので、質の高いプログラムでしっかりと必要なスキルを身につけるほうが、限られた時間を有効活用できます。
資格取得のサポート
資格を持っている場合、その分野における専門的な知識やスキルを身につけていると見なされ、企業からの評価が高まるので、就職において大きな強みとなります。
さらに、資格取得は自信にもつながります。自分の努力が実を結ぶという実感を得られることで、自信を持って就職活動に取り組むことができるようになります。
このように資格取得はメリットが大きいので、事業所が資格取得のサポートを行っているかどうかは大事な要素になります。
<h3在宅訓練に対応しているか
近頃、在宅ワークの需要が高まっています。在宅訓練に対応している事業所であれば、在宅ワークでの就職も目指せるため、在宅訓練が可能かどうかは重要な要素になっています。また、遠方で通所が難しい方でも利用できる、という点でも重要な要素です。
交通費の支給・昼食の提供があるか
通所にかかる交通費や昼食代は基本的に自己負担となり、毎日通所する場合はその分経済的な負担が大きくなります。
例えば、交通費が往復400円、昼食代が600円、週に5日通所する場合、交通費が月に8,000円前後、昼食代が月に12,000円前後の出費になります。
なかなかの負担になりますが、事業所によっては交通費を支給したり、昼食の提供を行っているところもあります。交通費や昼食の支援は、経済的な負担を減らせるため、事業所を選ぶうえで重要なポイントになります。
なお、熊本市では障害者手帳（身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳）をお持ちの方は、熊本市電・産交バス・都市バスを利用する際に半額の料金で利用することができます。
熊本県の就労移行支援事業所おすすめランキング
1位 みらいねっとワークス
出典：公式ページ
1番のおすすめは『みらいねっとワークス』です。
『みらいねっとワークス』は、熊本市中央区に事業所を構えており、最寄りの電停から徒歩7分、バス停から徒歩4分と、利便性の良いところにあります。
就職実績 評価:
『みらいねっとワーク』は、2022年度15人、2023年度も15名の就職と、安定して就職者数を出しており、利用者に有効な支援を継続して行っていることが分かります。
『みらいねっとワークス』の定着率（就職後6か月）は87.0％と高い水準をとなっており、『みらいねっとワークス』のスタッフが、就労後に出てくる問題に適切な対応をしていることが示されています。
『みらいねっとワークス』では、主に在宅訓練でPCスキルの向上が可能です。在宅訓練ではeラーニングを利用して、動画講座を視聴して学習します。動画講座には、Office系（Word / Excel / PowerPointなど）の講座、プログラミング系（Java / SQL / PHPなど）の講座、Web系（HTML / Illustrator / Photoshopなど）の講座などがあります。これらのIT系スキルの向上は、在宅就労において大きなアドバンテージと言えます。また、学習用のテキストも用意してあり、動画学習が合わない方でも学習に取り組むことができます。
『みらいねっとワークス』は、サーティファイの認定試験会場になっているため、事業所内で資格試験を受けることができます。さらに、受験の日程も利用者自身で決めることができます。慣れた環境でリラックスして受験でき、日程も利用者が自信を持ったタイミングにできるので、試験合格率が100％と非常に高くなっています。受験費用は自己負担となるため、1回で合格できるのは経済的にも負担が軽くて済みます。ほかにも、ITパスポート、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験などの高度な資格試験もサポートしています。
『みらいねっとワークス』は在宅訓練に特化しており（通所との併用可能）、管理システムとeラーニングを利用して、利用者が自宅や好きな場所から訓練に取り組むことができます。過去には、事業所から約90㎞離れた天草市やあさぎり町からの利用、県外（福岡、長崎）からの利用があった実績があります。遠方からの利用実績があることから、『みらいねっとワークス』は在宅訓練に特化していると言えます。ただし、1か月に1回は事業所まで来所する必要があります（一部地域では来所不要になる場合があります）。
昼食の提供はありません。交通費も支給はありませんが、『みらいねっとワークス』は、在宅訓練がメインなので、頻繁に通所したい方でなければ交通費はそこまで負担にならないかと思います。
総合評価
『みらいねっとワークス』は、就職実績や定着率の面で安定した成果を上げており、利用者にとって有益な支援を行っていることが評価されます。特に、在宅訓練に特化したサービスや遠方からの利用実績があり、在宅で訓練したい利用者にとって魅力的です。
また、資格取得のサポートなど、利用者のスキルアップを支援する取り組みも評価されます。交通費の支給や昼食の提供は行われていない点が改善の余地がありますが、在宅訓練がメインであることを考えると、通所回数が少ない場合はそれほど負担にはなりません。
『みらいねっとワークス』は、在宅で訓練したい、在宅で就職したい、といった思いがある方にはベストな事業所だと言えます。
2位 ウェルビー
2番目におすすめするのは『ウェルビー』です。
『ウェルビー』は全国に109か所（仮オープンも含む）の事業所を展開している大手の事業所です。熊本県内には3か所（熊本市中央区、熊本市西区）に事業所を構えており、どれも駅から10分圏内と交通の便が良いところにあります。
就職実績 評価:
『ウェルビー』は全国の事業所の就職者数が累計7.030名に達し、これは業界トップクラスの実績です。
『ウェルビー』の定着率（就職後6か月）は全国平均91.3%と高い水準を維持しています。（熊本など各地域は非公開）この数字は、『ウェルビー』が提供する支援が、利用者の方々が安定した職場環境で働くための大きな力となっていることを示しています。
『ウェルビー』が提供するカリキュラムには、パソコン訓練やITスキル向上プログラム、ベーシックトレーニング（軽作業）、グループワーク・グループディスカッション、ビジネスマナーなどが含まれており、実践的なスキルを身につけることができます。中でも、WITと呼ばれるe-ラーニングシステムはより実践的なスキルを身につけることができます。さらに、生活トータルサポートでは、生活リズムの整え方や個別面談・個別支援計画を通じた支援、就職活動サポートでは、応募書類作成から模擬面接、企業見学・職場実習まで幅広い支援を提供しています。
資格試験にかかる費用は自己負担で、会場も事業所外です。資格取得に特化したカリキュラムはありませんが、WIT（e-ラーニングシステム）を利用して、資格の学習ができます。
『ウェルビー』は在宅訓練に対応していませんが、ウェルビー独自のe-ラーニングシステム（WIT）は、PCで動画を視聴して学習する方式なので、事業所によってはある程度対応できる可能性があります。
交通費の支給はありません。昼食に関しては、生活トータルサポートの一環としてお弁当が提供されています。このお弁当は、カロリー計算されたヘルシーで栄養バランスがとれたものとなっているため、体調や生活リズムを整えるのに役立ちます。
総合評価
『ウェルビー』は、就職実績や定着率が業界トップクラスであり、これは利用者が安定した職場環境で働くための適切な支援を行っていると言えます。
提供するカリキュラムは実践的なスキルを身につけることができ、特にWITというe-ラーニングシステムは高く評価できます。
また、生活トータルサポートや就職活動サポートも充実しており、利用者のニーズに合わせた支援が行われています。
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3位 リタリコワークス
3番目におすすめするのは『リタリコワークス』です。
『リタリコワークス』は全国に120か所以上の拠点を構えており、熊本県では熊本市中央区で事業所を運営しています。
就職実績 評価:
『リタリコワークス』は15年以上にわたって支援を行っており、全国の事業所の就職者数が累計13.000名以上とかなり高い水準となっています。2022年度も1,930名と、多くの就職者を出しています。（熊本県など各事業所は非公開）
『リタリコワークス』の就職後半年の定着率は88.8%と高い水準となっており、利用者が長く働き続けられるために適切なサポートを行っていることが分かります。
『リタリコワークス』では、日常生活や就職活動に役立つ200以上のオリジナルプログラムから選択できるため、個々の希望やスキルに合わせたサポートが可能です。企業インターンを通じて、自分に合った職場環境や仕事を見つける支援も行っています。これまでに累計4,500か所以上の企業と提携し、利用者が自分らしく働ける環境を見つける支援を行っています。さらに、各分野のエキスパートが支援プログラムの監修に携わり、障害のない社会を目指すビジョンに共感したスタッフが在籍しています。スタッフは利用者一人ひとりに最適なサポートを提供するために、研修や配属後の支援を通じてスキルを磨いています。
資格試験にかかる費用は自己負担です。また、熊本県内にある『リタリコワークス』の事業所は試験会場として認定されていません。ただ、県外の『リタリコワークス』の事業所では試験会場に認定されているところもあるので、今後新たに認定される可能性があります。
『リタリコワークス』では市区町村の提示する条件を満たす場合に在宅訓練が可能です。ただし、在宅訓練の場合でも、週に1回程度の収書が必要となる場合があります。
『リタリコワークス』では、交通費の支給と昼食の提供は行っておらず、自己負担となります。
総合評価
『リタリコワークス』は、15年以上にわたる支援実績や、豊富なノウハウを活かし、的確なサポートを提供している点が評価できます。また、高い専門性を持ったスタッフが支援を行っている点も評価できます。
まとめ
今回は熊本県にある、おすすめの就労移行支援事業所をランキング形式で紹介しました。熊本県には数多くの事業所があり、どれを選んでいいのかわからず疲弊することもあるかと思います。ですがそこで投げやりにならず、しっかりと選びましょう。
就労移行支援を受けられるのは原則2年と決まっています。合わない事業所で時間を無駄にしないためにも、事前に事業所の見学や体験、資料請求などを行って、その事業所の支援内容や訓練内容が自分に適しているのかをしっかり調べて、悔いのない選択をしましょう。
