障害者のテレワークの探し方~最も最適な労働環境で仕事をするために~

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障害者 テレワーク皆さん、こんにちは。みらいねっとキャリア就労支援員の『バタやん』です。

仕事には様々な形態がありますね。事務職で一日中デスクワークの人、接客や営業で常に誰かと接している人、技術職で機械を扱いながらものづくりをする人etc…

また、勤務形態も時代と共に変わってきました。コロナ禍以前は、通勤し会社の中で仕事をするのが当たり前でしたが、今では会社には出社せず、自宅やコワーキングスペースなどで仕事をするテレワークの形態もあります。

このページでは、『テレワーク』、特に障害者のテレワークについて述べてみたいと思います。現在、在宅で仕事をしたいと考えている障害をお持ちの方は、是非参考にしてください。

人には向き不向きがあるので、じっくり考える

人には特性があり、向いていることと向いていないことがあります。

絵が好きな人もいれば、音楽が好きな人もいます。国語が好きな人もいれば、数学が好きな人もいます。

自分が何に向いているのか? 何が長続きできるのか? といったことは就職の前にしっかりと把握しておく必要があります。

単純に早く就職したいからといって、仕事の内容を深く考慮せず、適当に受けた企業に入社してしまった場合、こんなはずではなかったと思う時期が必ずくるでしょう。結果としてまた仕事を辞めることになるかもしれません。

テレワークは障害によって最適な職場環境になる

近年、障害者雇用をしている会社が増えてきました。背景としては、障害者総合支援法などの法改正があり、障害者の就労をバックアップする体制がかなり整備されてきたことが挙げられます。

各企業、障害者雇用のための特例子会社の設立や、通常業務から障害者が取り組みやすい業務を切り出すなど、障害者雇用を促進するために大きく動いています。

勤務形態は通常の社員と同じように通勤型が主流ですが、昨今は完全在宅のテレワークも多くなりました。

私は現役の就労支援員ですが、ここ1,2年で、かなりの数のテレワーク業務の採用事例に携わることができました。

やはり、障害者、特に精神障害者にとっては、公共交通機関など人の目に触れることを苦手とする方も多く、自宅で誰の目にも触れず、黙々と仕事ができるスタイルは、集中力も途切れず、気疲れもしないことから、向いている方も多いようで、離職者も少ないようです。

逆に通勤型の障害者雇用で採用された精神障害者の中には、通勤や昼休憩の過ごし方などでストレスを感じ、数か月、1,2年の間に離職する人が見られます。

障害者のテレワークはどのような感じ?

障害者のテレワークといっても業務内容は様々です。名簿などの会社名や住所のチェック、Excelでの管理、与えられた資料の分類やインターネットを使った調査など、色々あります。

あらかじめ、業務ごとにチーム分けをし、スカイプやチャットワーク、zoomなどの連絡ツールを使って一つのタスクをチームで協力しながら進めて行きます。

企業の中には、業務時間中の様子をPCカメラにより常時チェックする企業もあります。作業の内容や勤怠の時間など全てオンラインで管理され、休憩、トイレなどの離席はキチンと報告しなければなりません。

自宅での仕事は会社のオフィスのように上司や同僚の指示をその場で直接受けるわけではありません。目の届かない場所で仕事をする以上、その仕事が順調に進んでいるかを確認しておく必要があります。ですので、少し厳しく感じるかもしれませんが、このようなスタイルの会社も存在します。

その他、週一、又は月一で担当者との面談が組み込まれ、常に障害者に勤務の内容をフィードバックする体制が取られています。

障害者のテレワークで求められるスキルとは?

障害者のテレワークの仕事は、PCで行う業務がほとんどです。PCで行うと言っても、高度な技術はそこまで必要ありません。

必須のスキルとしてはタイピングスキルで、ある程度のスピード(1分間に50文字程度)で文章が作れること、そしてWordやExcelなどを扱えることです。

当事業所では、WordやExcelの資格として、サーティファイの資格を推奨しています。サーティファイで2級レベルの実力があれば障害者テレワークで一般事務を行うのに十分なスキルを持っているといえるでしょう。

その他のスキルは必要ないのか?と思う方も安心されてください。入社後の研修などで業務に必要なスキルを適宜習得できますので心配いりません。

障害者のテレワークはどのように探すのか?

障害者雇用のテレワークへの就職活動は、ハローワーク、Indeedなどで求人を探し、応募の連絡、履歴書の作成と送付、面接を受けるという流れになります。通常の就職活動とほぼ同じです。

しかし、障害者に限らず、就職活動を自分一人で一から全てを行うのは難しい部分があります。

これまで仕事に就いた経験がある人ならまだしも、初めての就職活動では自分がどれくらいのスキルがあるのか、どんな仕事ができるのか、どのような履歴書を書けばいいのか、面接でどのような受け答えをすればいいのか、分からない人がほとんどです。

障害者雇用のテレワークを探す場合、やはり、障害福祉サービスの助けを借りながら就職活動をした方がスムーズに事が運びます。

また、支援員は就職のためのスキルだけではなく、心身の状態や生活環境の相談にも載ってくれますから、安心して就職活動ができます。

障害者のテレワークは就労移行支援で探すのが一番!

障害者がテレワークの求人を探し、応募する場合、ノウハウがある就労移行支援事業所を経由するのが一番です。

就労移行支援は、障害福祉サービスの一つで、一般企業へ就労を目指す障害者が、一定期間訓練をする場所です。いわゆる『就職のための学校』といったところでしょうか?

ここで就職に必要なスキルや知識を学び、就労につなげていきます。

ただ一点、注意しなければならないことがあります。それは、就労移行支援のほとんどが通所型のタイプで、在宅型は少ないという点です。

現在は在宅専用の就労移行支援や、通所型と在宅型の併用の事業所も増えていますので、利用したいと思われたら、在宅訓練が可能かどうかをしっかり確認するようにしてください。

就労移行支援の選び方

就労移行支援は全国に3000以上もあり、都道府県別で考えても大変な数です。全てを調べることは出来ませんが、現役の就労支援員の立場から以下のアドバイスがあります。

1.規模が大きいこと
2.運営歴が長いこと
3.毎年の就職者数を開示していること
4.在宅訓練に対応しているかどうか

1.規模が大きいこと

企業規模が大きいと、それだけ使える予算が潤沢にあります。プログラムの開発や人材育成、設備投資などあらゆる面で有利です。また全国経営している事業所は全国の事業所から情報が入りますから、ノウハウの量が違います。

2.運営歴が長いこと

運営歴が長いと、それだけ就職者の数も多いということです。就職先のコネクションも豊富ですし、人脈も豊富になります。ですので、出来るだけ長く経営している事業所をチェックしましょう。

3.毎年の就職者数を開示していること

事業所によっては、就職者と定着率を開示しているところと、していないところがあります。当然、開示している事業所の方が信頼できます。

4.在宅訓練に対応しているかどうか

上記でも書きましたが、就労移行支援では在宅訓練に対応している事業所とそうでない事業所があります。しっかりと確認するようにして下さい。

これらの条件が満たされた事業所の資料を請求し、見学されて下さい。見学されたあとは、スタッフの対応や施設の中を細かくチェックします。同時に2か所以上を見学、比較されるのもいいでしょう。

オススメの就労移行支援

上記の条件を満たす就労移行支援事業は、リタリコワークスとウェルビーの2社になります。

どちらも全国展開しており、運営歴が他の事業所と比べてダントツに長く、ノウハウも豊富です。

就労移行支援を探す場合は、まず、お住まいの地域にこの2社があるかどうかを探してみましょう。もちろん、他の事業所も複数でてくると思いますが、上記の理由よりこの2社を選んでおけば間違いありません。

他の事業所については、リタリコワークスとウェルビーの資料請求、見学をされた後、訓練内容や気になる部分について比較されると良いと思います。

あなたの就職活動が上手く行くことを祈っています。


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