皆さん、こんにちは。みらいねっとキャリア就労支援員のバタやんと申します。
このページでは、特に大人になってから発達障害の診断を受けた方を対象に、仕事の見つけ方や続け方についてのアドバイスを提供していきます。
発達障害を持つ方が自分に合った仕事を見つけ、それを続けていくためには、特定の戦略やサポートが必要です。このページでは、それらのポイントについて詳しく説明していきます。
発達障害を持つ方は、自分の個性や特性を理解し、それに合わせた働き方や環境を選ぶことが重要です。また、適切なサポートを受けることやアクセス可能な情報に積極的にアクセスすることで、仕事における困難を克服することができます。
このページを通じて、発達障害を持つ方が自分に合った仕事を見つけ、続けていくためのヒントやアドバイスを提供していきます。ぜひ参考にしていただき、自分の可能性を広げる一歩として活用してください。
『自分にあった働く』を見つけましょう♪
『どのような就職活動をすればいいのかわからない？』
『自分にあった職場って本当にあるの？』
『一歩踏み出せない』
こうした悩みを持った多くの人が、『自分にあった働く』を見つけています。
将来、真剣に就職を考えている方は、後悔しないように、先ずは資料請求からはじめてみませんか？
発達障害とは？
発達障害を調べてみると、『個人の発達の特異性があり、一般的な発達パターンから逸脱している状態を指す』とあります。
この『特異性』という言葉の意味は、個人の発達プロセスにおいて、ある領域や能力が通常の範囲と異なるパターンで進展することを指します。
つまり、ある特定の能力やスキルが非常に高い一方、別の能力やスキルが低い場合や、一般的な発達と比較して異なる発達の進行を示す場合に発達障害の診断を受けることがあります。
例えば、自閉スペクトラム障害では社会的な相互作用やコミュニケーションの困難が特徴的ですが、同時に特定の領域での高い能力や関心を持つこともあります。
学習障害では、読み書きや計算などの特定の学習領域において困難が生じる一方、他の能力や領域での発達は通常と同じです。
一般的な発達障害のカテゴリー
自閉症スペクトラム障害（ASD）
社会的な相互作用やコミュニケーションの困難さ、独特の興味・関心、反復的な行動パターンなどが特徴です。
注意欠陥多動性障害（ADHD）
注意力の欠如、衝動性、過活動などが主な特徴で、学校や職場での集中力や行動の制御に問題を引き起こすことがあります。
学習障害（LD）
読み書きや計算などの学習において特定の困難さがあり、一般的な学習の進み方から逸脱しています。
大人の発達障害の特徴
発達障害は生まれながらの脳の特性であり、通常は子供の頃からその特性が現れます。しかし、一部の人においては大人になってから発達障害の特徴が顕著になる場合があります。
例えば、自分自身が周囲に合わせようと努力しているにも関わらず、なかなか仲間になじめなかったり、コミュニケーションが苦手だったりすることがあります。仕事においても、意図しているにもかかわらずスムーズに進まない場面が頻繁に起こることがあります。
もし自分自身が他の人とは異なる特徴を持っていると感じる場合は、大人になって発達障害の特性が表れている可能性があります。自身の状況について感じる不安や違和感がある場合は、専門医の相談を受けることをおすすめします。
大人の発達障害で仕事中に現れるミスや症状はどのようなもの？
大人の発達障害による仕事中のミスや症状は個人によって異なる場合がありますが、以下に一般的な例をいくつか挙げます。
集中力の欠如
仕事に対する集中力や注意力が続かず、ミスや見落としを引き起こすことがあります。
組織や時間管理の困難
仕事の優先順位やスケジュールの管理が難しく、納期に追われたり、予定が混乱したりすることがあります。
社会的なコミュニケーションの課題
コミュニケーションの取り方や相手の意図を理解することが難しく、行き違いや相互理解の不足が生じることがあります。
ルーティンや環境の変化への適応困難
急な環境の変化や新しい業務への適応が難しく、ストレスや不安が増え、作業効率に影響を及ぼすことがあります。
細部への注意が必要な仕事での困難
細かい部分に注意を払う必要がある仕事では、見逃しや間違いが発生しやすいことがあります。
ソーシャルスキルの課題
チームワークや他者との協力関係の構築など、社会的なスキルの発達が遅れているため、職場の人間関係で摩擦が生じることがあります。
大人の発達障害と診断されたら？
発達障害と診断されたら、専門医や診断に詳しい専門家に相談することが重要です。医師の指示に従い、必要な検査や評価を受けることで正確な診断結果を得ることができます。
診断後は、自身の発達障害について理解を深めることが大切です。信頼できる情報源から情報を収集し、発達障害の特徴や日常生活への影響について学びましょう。
また、もし現在働いている場合は、職場に発達障害の状況を開示することを検討しましょう。
適切なサポートや配慮を受けるためには、職場の理解と協力が重要です。開示することで、ミスや行動の特異性に対する誤解（やる気がない、空気を読めない等）を減らすことができます。
大人の発達障害で仕事ができない、続かないと思ったらどうすればいい？
発達障害と診断されて、職場に開示しても適切な配慮がされない場合は、そうした環境のままでいると、次第にストレスがたまり、自己肯定感がなくなって行きます。
自己肯定感とは、自分に価値があり、その価値を自分自身で認めることですが、それができなくなります。その結果、『うつ病』や『パニック障害』を発症してしまう可能性があります。このことを『二次障害』といい、二次障害が出てくると、ますます仕事への復帰が難しくなります。
ですので、あなたが無理だと判断された場合は、他の職場を探すことも検討しましょう。発達障害に理解のある職場や、特定の仕事に適した環境を探すことが重要です。
また、発達障害の特性による課題に対処するために、自己成長やスキル習得に取り組むことも重要です。コミュニケーション能力や時間管理など、自身の課題に合わせたスキルを向上させることで、仕事の遂行能力を向上させることができます。
大人の発達障害者がどのように仕事を探したらよいか？
大人の発達障害と診断された人が今後新しい仕事を探す場合、一人ではかなり難しくなります。必ず専門の支援機関等に相談するようにして下さい。彼らは障害者の就労支援に精通しており、適切なアドバイスや情報提供をしてくれます。
代表的な機関は、障害者就業・生活支援センターや地域障害者職業センター、ハローワークなどの行政機関や発達障害者支援センター、民間の就労移行支援事業所などがあります。
中でも、民間の就労移行支援事業所は、就職活動の初期段階から、発達障害者がどのような仕事に向いているのか、どのような企業が合っているのかなど発達障害の特性を活かせる仕事に焦点を当てて進めて行きます。また、生活面や精神面のサポートも協力医療機関と共に行います。
就労移行支援の選び方
就労移行支援は全国に3000以上もあり、都道府県別で考えても大変な数です。全てを調べることは出来ませんが、必ず以下の要件を満たす事業所を探してください。
1.発達障害に対応しているかどうか
2.規模が大きいこと
3.運営歴が長いこと
4.毎年の就職者数を開示していること
1.発達障害に対応しているかどうか
就労移行支援では発達障害に対応している事業所とそうでない事業所があります。しっかりと資料請求や見学の段階でチェックしておいてください。
2.規模が大きいこと
企業規模が大きいと、それだけ使える予算が潤沢にあります。プログラムの開発や人材育成、設備投資などあらゆる面で有利です。また全国経営している事業所は全国の事業所から情報が入りますから、ノウハウの量が違います。
3.運営歴が長いこと
運営歴が長いと、それだけ色々な利用者を支援してきたということです。問題解決方法も豊富ですし、人材も豊富になります。ですので、出来るだけ長く経営している事業所をチェックしましょう。
4.毎年の就職者数を開示していること
事業所によっては、就職者と定着率を開示しているところと、していないところがあります。当然、開示している事業所の方が信頼できます。
これらの条件が満たされた事業所の資料を請求し、見学されて下さい。見学されたあとは、スタッフの対応や施設の中を細かくチェックします。同時に2か所以上を見学、比較されるのもいいでしょう。
オススメの就労移行支援
上記の条件を満たす就労移行支援事業は、リタリコワークスとウェルビーの2社になります。
どちらも全国展開しており、運営歴が他の事業所と比べてダントツに長く、ノウハウも豊富です。
就労移行支援を探す場合は、まず、お住まいの地域にこの2社があるかどうかを探してみましょう。もちろん、他の事業所も複数でてくると思いますが、上記の理由よりこの2社を選んでおけば間違いありません。
他の事業所については、リタリコワークスとウェルビーの資料請求、見学をされた後、訓練内容や気になる部分について比較されると良いと思います。
あなたの就職活動が上手く行くことを祈っています。
リタリコワークス
リタリコワークスは業界最大手の就労移行支援です。2005年12月に創業。2008年に就労移行支援をスタートしました。2023年で15年の運営歴です。
全国の就労移行支援数 122センター
事業所エリア数 18事業所
半年定着率 91.3％
2021年度 就職者数 1,712名
ウェルビー
ウェルビーは業界第2位の就労移行支援です。2011年12月に創業。2012年に就労移行支援をスタートしました。2023年で11年の運営歴です。
全国の就労移行支援数 108センター
事業所エリア数 30事業所
半年定着率 91.3％
2022年度 就職者数 973名